猫好き陶芸作家のカフェ絵咲木へいらっしゃいませ・・・



   
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山口 久美子

Author:山口 久美子
陶工房 カフェ ギャラリー 絵咲木

猫好きな店主の,ほのぼの毎日。

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福岡県八女市本町65
tel 0943ー22ー2634
月曜店休日

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はちくんとさくくん。二匹ではっさく。

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アメリカンショートヘアーのみかん、看板猫8歳♀。長女のお嫁入りでお引越し。

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かぼす♂ 2014.5月1日から天使猫修行中

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H23.5/26お空の住人に 茶太郎♂永遠の15歳

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狩が得意で気ままなコルト♀8歳(自宅組)

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小さな甘えん坊のココア♀17歳(自宅組)


中村文平 苺畑の魔法使い  [オンデマンド (ペーパーバック)]

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「月のルルカと黒猫スプーン」

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高校の文芸部の先輩、中村文平さんの 児童書です。

ココから注文できます
          中村文平の本

絵本 やくそくどんぐり
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          やくそくどんぐり

みかんちゃん

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遠い思い出

   
 絵咲木が生まれたのは、1957年、昭和32年6月7日。

母のお母さんが、難産で亡くなり、菊地市から、養子だったおじいちゃんの里、中津江に8人兄弟の半分を引き取られ、中学を卒業してすぐ上の兄を頼って八女に移って来たらしい。

そこで、父と巡りあって、18歳で私が生まれました。

八女市の当時賑やかだった土橋と言う町で育ち。

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三才だった私は、急に居なくなり、みんな必死で探したら、

500メートルくらい先の、映画館の一番前で、小林旭の渡り鳥シリーズをノリノリで見ていたそうです。

どうやって入れたかは覚えていませんが、大人に付いて行ったのでしょうね。

笑うー。

こんなものがあります。

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昭和53年4月1日初版ですよー。

それで終わってるのにねぇ。

でも、書きたかったんですねぇ。

中身は、詩と短編小説です。

一つは、飼い猫正雄くんの日常、これは、今も変わらない猫の日常をだらだらと書いています。

そして、もう一つは、「電話」って話。

こんな感じ・・・。

この信じられない話は偶然起こった。
僕はその日、ガールフレンドの和ちゃんの家に電話をかけようと、駅前の電話ボックスに駆け込み、ポケットにあった10円玉をつまんで入れた。
僕は大好きな百恵ちゃんの歌に合わせてダイヤルを回していった。
ところが、ちゃんと回したはずなのに、次の瞬間から、妙な音が聞こえて来た。うっかり間違えて、別な番号を回してしまったんだと思い、すぐ受話器を下ろそうとした。
すると、その不思議な音はプツリと止まって、「ピッピッ、受信しました。」とカン高い声とも音ともつかないものが聞こえてきた。僕は、やっぱり間違いだと思い、「すいません、かけ直します。」と言って切ろうとすると、それはまた話始めた。
「いいえ、このままで結構。間違いではありません。私はあなたとお話がしたいのです。」
「えー?どなたですか」
「私は真っ黒い猫に似た生き物です。」
「・・・?」
猫が話すわけないし、まして猫に似た生き物など、誰かのいたずらだろうと思ったが、つい好奇心にかられて続きを聞いた。
「それで?」
「私たちは、本当は、地球の生き物ではないのです。住んでいた星を追われ、気候のよく似ているこの地球を選びました。そしてやって来た時驚いたことに、似ているということがわかったのです。私たちは、人間に害を与えようとは思っていません、平和を心から愛しているのです。そのために争いを避けて、この土地を訪れた訳ですが・・・。」
彼か彼女かわからない、その猫らしいものは、急に声が震えて、何かを思い出したかのようだった。
僕はそれでも、信用できなくて、
「でも、どうして人間の言葉を話せるんだい?」と、困らせる目的で尋ねた。

しかし、それでも、平気そうな声で答えた。
「これは簡単です。非常に高度な頭脳を持っています。あなた方が最近使っているコンピューター類とは比較できない程です。相手がどのような生き物であろうと、その声の調子、質、強さ、その他の多くのデーターを短時間で分析して、その回答としても相手の言葉にして発音するわけです。私たちにとって言葉を訳することなど、遊びの様なものです。」
それは誇らしげに言った。「へーぇ、たいしたものだなぁー。」
僕は、なんとなくすっかりのせられてしまったような、へんてこりんな気持ちのまま、この電話、だいぶ長く切れないなぁと別なことも考えていた。
「生き物は総て、何かの触点があるものですよ。」と、とても強く、僕に言い聞かせているようだった。
が、また、自分でもうなずいている様子だった。
猫の中で、真っ黒いのは、ほとんどが彼らの仲間で全国に散らばっている。素晴らしい頭脳をもっているため、猫たちの生活に溶け込むことは容易いことだった。いつしか、彼らの中には、自分の能力を忘れさり、猫以下の生活をおくる者さえ現れて、彼はそれを悲しく思い、リーダーとして、ついに地球を離れ新しい星を探すことを決心した。しかし、全員という訳はにはいかなかった。なぜなら、やって来た円盤では増えてしまった数だけを乗せきれないのである。
それにもう一つ、猫と共同して生きて残りたいという者も少なくなかったから。約半数の者たちを残して行くのが心配だと言うのである。
それで、人間の中から少人数を選び出し、猫に成りきれない中途半端な者たちを見守ってくれるように頼んでいるのだった。
もちろん、それは本人たちが知ることで、他にはけして漏らさぬよう、くれぐれも、と、付け加えた。
かつての、いろいろな化け猫騒動のような事態は起こさぬようにと、聞いて僕は「ずいぶん昔から居るんだね。」と親しみを込めた声になってしまい、自分でもはっとしてしまった。
この声には真実がありそうだった。僕に訴えている、そんな気がした。
「でも、もう少し地球に居れば、きっと君たち住みやすくなるよ。ね、考え直して・・・。」
「ええ、でも決めてしまったことですから。」
僕は急に、心が空っぽになるみたいな気がした。
「私たちは、今晩旅立ちます。どうか後のこと、宜しくお願いします。」と、しばらく余韻を残して切れた。僕は受話器を握ったまま、いつまでも立っていた。
言葉にならない気持ちが音を立てて流れて行った。
信じたくなければ、冗談としてとってくれていい。
しかし、彼らが、その気になれば、この地球を征服できたのに、そうせず。
また、旅立って行くという気持ちを、僕は信じたいと思った。
10円玉が、音を立てて出て来た。
僕はハッと自分を取り戻した。
そして、今までが、数秒のできごとの、しかも、錯覚であったように、ダイヤルを回し始めた。



ははは、長い落書き、みたいなものでした。
最後まで、付き合っていただいた方はいるのかなぁ・・・。




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| comments(9) | trackbacks(0) | page top |
絵咲木さん、最後まで読んじゃったです。
さすが、文芸部ですね!
この頃から、猫さんとのつきあいあったのですね。
黒猫って、いつかは飼ってみたいな・・。
じつは宇宙人かも・・・。と、思いながら・・。(笑)

文平さんの本、届きました。
読みますね~~!
つい引き込まれて読んじゃいました(*^_^*)
クロネコの神秘的なところをうまく使ってらして“さすが”って思いました。
 苺畑の魔法使い 届きました。まだ6ページ目ですが、はまりそうです!(^^)!
きらたるさん
えへへ、お粗末で、すいません。
20歳くらいのものです。
頭の中はまったく変わっていませんね。
当時黒猫を飼っていて、そういう運びになりました。

本、届いたのですね。
楽しんで下さいね。
そして、レビューをお願いします。

みゅうとモコさん
お恥ずかしいです。
子供っぽい私の作品です。

本、どんどん引き込まれていきますよ。
楽しんで下さい。
そして、レビューをお願いします。
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「苺畑の魔法使い」いっき読みしました。というか止められませんでした。ステキなお話ですね。最後にかけて涙うるうるで・・・絵本とかアニメ映画とか映像で見てみたいなと思いました。ジブリ映画にならないかなぁ・・・(^_^;)やっぱり「猫」はいいですね!(^^)!
みゅうとモコ さん
有難うございます。
私もそう思いました。
その通りでいいですから、レビューーに書いてもらっていいですか?
宜しくお願いします。
絵咲木さんへ!!
引きづられように最後まで読ませていただきました。
作品の文学性も、この年では素晴らしい文才と感動いたしました。さすがは、中村文平さんの後輩ですねー。私がまだ、高校生の時にお生まれになったのですね~^^。家を空けたことの思い出にも取れましたが、勇気のある少女だったのですねー。昔から猫が好きだったのですねー。夏目漱石の「・・・猫である」とが重なるところもあるな~と思いました。

私の購入した「無言の詩」は少し難しかったですが、ほかにわかりやすい本もあるのですねー。笑い)
荒野鷹虎 さん
有難うございます。
嬉しいです。
あの詩集は、私もよくわかりません。〔笑〕

分かりやすい、楽しい本をお選び下さい。


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